2021年3月
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~4/30 認定NPO法人災害医療ACT研究所 クラウドファンディングご協力のお願い
現在、認定NPO法人災害医療ACT研究所がクラウドファンディングに挑戦中です。 認定NPO法人災害医療ACT研究所は東日本大震災を契機として組織された団体であり、全国各地の災害医療のスペシャリスト達が所属しています。弊社では大規模災害発生時には認定NPO法人災害医療ACT研究所と共に被災地域の避難所・医療機関・福祉施設などのトイレ支援を実施しております。現在も令和6年能登半島地震の被災地域においてトイレ支援を実施しておりますが、この活動を継続するために皆様の御力添えをいただきたく、クラウドファンディングを開始致しました。能登半島は未だ断水が続く地域が広く、下水道の復旧には更なる時間を要する見込みです。どうか暖かいご支援を宜しくお願い致します。 クラウドファンディングの詳細はこちらからご確認ください。尚、本クラウドファンディングへのご支援は税制上の優遇措置対象となります。https://readyfor.jp/projects/notoact
2024.02.28
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2021年4月24日(土) 第三回災害関連死ゼロサミット 開催決定!
第一回より協賛させていただいております災害関連死ゼロサミット(主催:一般社団法人助けあいジャパン)の第三回が開催決定致しました。今回は『気候危機時代の災害関連死ゼロ』と題して、近年日本列島各地を襲う水害から身を守るには?をテーマとしています。ZOOMにての開催ですので、是非お気軽にご参加ください! →イベント詳細・お申し込みはこちらから(新しいタブが開きます) →第一回、第二回の様子はこちらから(新しいタブが開きます)
2021.03.31
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【災害担当のつぶやき】災害時にトイレを軽視してはいけないのはなぜ?その③
東京は桜が満開、卒業シーズンも終わり新生活の時期を迎えようとしています。新型コロナウイルスとの闘いも1年を越えましたが…どんな状況であっても明日はやってきます。新しい環境で一歩を踏み出す皆さん、頑張ってくださいね!※もちろん引き続きの方も頑張りましょう!私も頑張ります! さて前回は災害時に使われるトイレの種類についておさらいしました。今回はいよいよ(ようやく?)『トイレを軽視することの怖さ』についてお話します。 使いたいトイレ、使いたくないトイレ 日頃の外出先で(個室の)トイレに行ったとき、こんな経験ありませんか。『あれ、行列してるのにあの個室空いてる…?』(行ってみる)→『うわ、汚れてる!使いたくない!』 そこまでの経験でなくても、トイレが汚れていると嫌な気持ちになりがちです。逆を言えば、トイレが綺麗だと好印象にも繋がるのです。ある商業施設ではトイレ美化に力を入れ、リピーターが増えたというデータもあると耳にしました。そのくらいトイレというのは現代に生きる私たちの意識の中で『綺麗な場所であってほしい』という願望があるようです。 しかしながら…災害時にはトイレ事情が悪化しがちです。水が出なくなったり、下水道管が損傷したり、様々な理由で普段のトイレが使えなくなります。すると前回お話した災害用トイレが使用されるわけですが…使い慣れていなかったり臭いの問題だったり、トイレの環境維持が上手くできなかったりと様々な問題によってトイレは汚れていってしまいます。ということは…冒頭の話と同じような状況になってしまうんですね。また、お年寄りや小さい子供は屋外にある和式トイレや携帯・簡易トイレは使いづらいという問題もあります。 行きたくないトイレが招くもの 浴衣や着物、脱ぎ着しづらい洋服を着たときに『トイレに行きたくないから水分を控えた』経験のある方は少なくないと思います。トイレが汚れて行きたくない環境になると、これと全く同じことを考えます。前者の例では長くても半日くらい頑張って我慢すれば解放されますので大事には至ることは少ないですが、後者の場合はそうはいきません。避難生活は1~2日で終わりません。長ければ1か月以上に及ぶ場合もあります。水分や食事を控えつづけると、人間の体はどうなるでしょうか。 まずは体力や免疫力が落ちてしまいますね。感染症にかかりやすくなったりします。次に脱水。近年は特に暑くなる夏が多く、熱中症の危険性も高まってしまいますね。更にエコノミークラス症候群。血管内で血栓ができてしまう病気ですが、水分不足はこの要因のひとつです。避難所で起こりがちな3つを挙げましたが、これはどれも命に関わる危険性がある重大な事象なのです。避難生活を送る中で亡くなってしまうことを『災害関連死』と呼びます。この災害が地震であった場合は『震災関連死』と呼ばれることもあるようです。もちろん他にも原因はありますが、トイレに行かないことが死に繋がるだなんて…考えたことがありますか? その④に続きます。 ↓お絵描き動画作りました。こちらも是非ご覧下さい! https://www.youtube.com/watch?v=8cfmN77vWdc
2021.03.29
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東日本大震災から10年に寄せて
東日本大震災から10年の節目を迎えます。ここに、改めて東日本大震災にて被災された皆様に御見舞い申し上げます。また尊い命を失われた皆様に哀悼の意を表します。 2011年3月11日14時46分に発生した東日本大震災。死者は1万5899人。行方不明者は2529人。災害関連死と認定された方3700人。ラップポン事業部は東日本大震災発生後、内閣府からの要請で110台のラップポンを設置する為に宮城県に入り、トイレ環境が悪化した避難所・病院・介護施設にラップポンの設置支援を約2か月間させて頂きました。 震災から10年、当時のことが蘇ります。駆け付けた現地の街の様子がまるで映画のセットかと見紛う程の悲壮な光景であった事…小学生の兄弟が既に亡くなっている両親が迎えに来てくれるのを避難所でずっと待っていた事…お年寄りが避難していた避難所のリーダーが仮設住宅に移った途端に病に倒れ、視力が半分になった事…避難所で畳1畳分の狭いスペースに疲れ切って横になっていたお年寄りの顔… 災害発生から2週間後にラップポンの設置に訪れた石巻市の渡波小学校でのことです。避難所のトイレは上下水が流れない為、和式トイレに新聞紙を敷き排泄物をポリ袋にいれて処理をしていました。処理ができないトイレには排泄物が山積みの状態でした。翌日、廊下にラップポンを設置していると驚くべき光景を目にしました。被災しているお母さん達がマスクに手袋・新聞紙を片手に各階のトイレに集まっています。私が「いまから何がはじまるのですか?」と尋ねると、「今から意を決して便器に溜まっている排泄物を取り除いて掃除をし、トイレを完全に使用禁止にするんです。」と…感染症リスクを負いながらの行動でした。そのお母さん達は設置されたラップポンを見て、「こんなにきれいに使える凄いトイレ、もっと早く欲しかった!」と大喜びしていたのが印象的な出来事として心に残っています。この経験は被災地でのトイレ事情の重要性に直面した大変大きな出来事で、今日まで続く支援活動へと繋がっています。 避難所での生活は負担が大きく、不衛生で数が足りないトイレには極力行かないよう我慢をする状況になっており、これが災害関連死にも繋がります。日本セイフティー株式会社ラップポン事業部はこの負の連鎖を防ぐ為、精神的負担を低減する為に、これからも被災地で必要なトイレについて真摯に研究し、より良い製品をご提供するべく努めて参ります。 ↓当時の活動の様子を記録した動画です。 https://www.youtube.com/watch?v=k5xxNCnPrbg
2021.03.11
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2021.3.11 日本財団様Youtube生配信にて弊社製品が紹介されます
3/11。東日本大震災から10年となるこの日に、日本財団様主催にて被災地となった岩手県石巻市からYoutube生配信が予定されております。この動画中で弊社製品『ラップポン・トレッカー』が紹介されます。当時現地へ支援に向かったメンバーからの生の声も放送予定です。こちらからどうぞご覧下さい。※新しいタブが開きます
2021.03.09
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第26回日本災害医学会・総会で3月16日(火)12時40分~13時30分学術セミナーに共催します!
2021.03.02