災害
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!新製品 ラップポン SH-1 発売!
大切な命を守り、災害関連死ゼロを目指して!手動式ラップ機構搭載の“おうち避難トイレ”「ラップポン SH-1」を11月12日発売! ~ラップ機能はそのままに、軽量・コンパクト・コストダウンを実現~ 2005年の発売開始から、水を使わず熱圧着によって排泄物を1回毎に密封する”自動ラップ機構”を備えたポータブルトイレ「ラップポン」を多くの自治体や施設などに採用していただき、災害・医療・介護などの現場にてご使用いただいてまいりました。実際の災害以外で命を落としてしまう”災害関連死”は、不衛生で劣悪な環境を強いられることもある避難生活の中で、トイレに行くのを我慢することによって疾患を引き起こし死に繋がってしまうことが原因の一つであると言われています。また、多くの被災地への支援を通じて災害への備えに対する新たな課題も見えてきました。都市部での避難所不足や感染症対策などを背景に在宅避難が推奨されている今、自ら備える(自助)ものとして、各世帯にて災害用トイレ・非常用トイレを準備する必要性が高まっています。 私達は在宅避難という言葉をより身近に感じてもらうため”おうち避難“と表現し、多くの世帯で災害時でもトイレを安心して快適に使用していただけるように、従来製品のラップ機能や耐久性はそのままに、より軽量に、よりコンパクトに、またよりお求めやすい価格にてご提供できるように開発しました。それが、”おうち避難トイレ”「ラップポン SH-1」です。 ■商品の特徴 ・密封個包装のための手動式ラップ機構を搭載手動式ラップ機構は水を使わず、熱圧着によって排泄物を1回毎に密封します。毎回、密封個包装をするので、臭いも菌も漏らさず衛生的。また、排泄物(汚物)は個包装になっているので、後処理の手間もいりません。 ・簡単組立・操作組立は、折り畳み式プラスチック段ボールを広げ、台座を入れて強度を増した後に、便座ユニットを設置する3ステップのみ。レバーを引いて、上に持ち上げる手動操作により、通電させて汚物袋を圧着させます。 ・軽重量・コンパクト総重量約4キロと非常に軽量のため移動が簡単にできます。収納箱サイズは、幅170mm×奥行550mm×高さ440mmと保管場所を取りません。 ・繰返し使用可本体部分(プラスチック段ボール胴体+台座+便座ユニット)は繰返しの使用が可能なため、長期的な備えが可能となり経済的です。 ■商品概要商品名 : ラップポン SH-1発売日 : 2021年11月12日(金) ※インターネット限定商品製品コード : オレンジ(SH1SE002JH) ベージュ(SH1SEB02JH)価格 : 25,300円(税込)定格電圧 :DC12~16V ※ACアダプター:AC100V 50/60Hz定格消費電力 : 35Wサイズ : 幅376mm×奥行510mm×高さ400mm(組立サイズ) 幅170mm×奥行510mm×高さ440mm(梱包サイズ)重さ : 4Kg(梱包時) 3.2Kg(製品質量)材質 : 胴体・ 台座:プラスチック段ボール(ポリプロピレン)、 便座ユニット:ポリプロピレン 汚物袋:ポリエチレン 凝固剤:高吸水性樹脂耐荷重 : 100Kg販売場所 : 弊社直営ECサイト https://shop.wrappon.com/ からご購入いただけます。
2021.11.12
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クラウドファンディング【おうち避難トイレで日本の災害関連死をゼロに!】ラストスパート!
弊社も実行委員会に参加しているクラウドファンディング【おうち避難トイレで日本の災害関連死をゼロに!】プロジェクト。7/30から頑張って参りましたが、最終日9/13まで残り4日となりました。9/9現在で、262名の方から5,978,000円の応援・ご支援を頂きました!皆さま、本当にありがとうございます!しかも、おうち避難トイレアンバサダー募集のコースは早々に完売となりました!感謝、感謝!! このプロジェクトの中で、災害用トイレに対して真剣に考えてくれている人はこんなにいるんだな…と、トイレメーカーとしては大変うれしい応援コメントを沢山いただきました。実行委員会に参加すると決めたときは、一体どれだけの方がプロジェクトに共感・賛同してくれるんだろうか?と半信半疑な気持ちも正直ありました。今は自信をもって『仲間たちと一緒に私たちのトイレで日本の災害関連死をゼロにするんだ!』と宣言できるだけの勇気が湧いてきました。今回のプロジェクトは被災地・ひとり親家庭・ヤングケアラーへのトイレ寄贈コースもあります。全体で1800万円という高い目標を掲げていますので、最終日までまだまだ多くのご協力が必要です。1台でも多く寄贈したいと考えていますので、是非応援宜しくお願い致します!ご支援はこちらから!(新しいウインドウが開きます) そして、プロジェクト最終日となる9/13(月)には、オンラインイベントを開催します!実行委員会として共に駆け抜けてくれたメンバーと一緒にプロジェクトの完走を見届けませんか?ゲストパネラーになんとアルピニストの野口健さんも生出演!9/13(月) 20:00~23:00と長丁場になりますが、お時間許す限り是非ご覧下さい! イベント詳細・zoomのご参加はこちらから!同時配信のYouTubeLiveはこちらからご参加いただけます!
2021.09.09
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災害医療ACT研究所様が【日本財団ジャーナル】でラップポンをご紹介くださいました!
災害医療ACT研究所様が日本財団様のWeb記事【日本財団ジャーナル】に避難所設営・運営や災害関連死について寄稿されています。その中で弊社製品【ラップポン・トレッカー】を設置している実際の写真等をご紹介くださいました。 災害医療ACT研究所様とは東日本大震災での支援からのお付き合いです。弊社製品を大規模災害の際の支援用トイレとして各避難所へ設置していただいております。皆さん災害医療のことを日々研究し、取り組み、実践している素敵な医療関係者の方々です。私たちも、少しでも現場のお役に立てるよう、製品改良や新規開発等により一層取り組んで参ります! 日本財団ジャーナルの災害医療ACT研究所様の記事はこちらから(新しいタブが開きます)
2021.08.04
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【おうち避難トイレで日本の災害関連死をゼロに!プロジェクト】クラウドファンディング実施のお知らせ
日本セイフティー株式会社ラップポン事業部は、これまでの被災地の支援活動実績や現地の実情から在宅避難時の災害用トイレの重要性を訴えて参りました。これからの在宅避難時代に向けて、各家庭にトイレを備蓄することを『国民運動』とすることで災害大国日本から災害関連死の認定者がいなくなることを目指して、この度在宅避難向けトイレ【ラップポン SH-1】を開発致しました。 災害関連死の大きな要因のひとつは、トイレ環境が悪化し排泄を控えることによる体力や免疫力の低下です。災害発生時に「使えるトイレ」の有無が生死を左右する重要事項となります。すべての日本国民が、まずは家族や身近な人を守るため、災害時のトイレ問題を日頃から意識してもらえるような取り組みは「災害関連死」という社会課題の解決にも繋がります。 私たちはこの製品を持って【おうち避難トイレで日本の災害関連死をゼロに!実行委員会】に参加致します。また、その活動の第一歩として社会課題解決型クラウドファンディングサイトREADYFORにて2021年7月30日9:00よりクラウドファンディングに挑戦する運びとなりました。 災害用トイレを自宅に備えるということは、簡単に出来る上に大きな効果を発揮します。一日でも早い災害関連死ゼロを達成するため、是非皆様にも【おうち避難トイレを自宅に備える】ことを国民運動とするこの活動に御協力頂きたく存じます。何卒御力添え頂きますよう、御願い申し上げます。 クラウドファンディングについての詳細はこちらからご確認ください↓https://readyfor.jp/projects/drd_zero
2021.07.30
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【災害担当のつぶやき】災害時にトイレを軽視してはいけないのはなぜ?その④
こんにちは。ゴールデンウイークが過ぎ、少しずつ梅雨の入り口が近づいて来ています。今年は大雨の被害がないといいな…と思いつつ、本日は雨模様の東京です。新型コロナウイルスの感染予防にも取り組みながら大雨など気象情報にも気を付けていきましょう。さてトイレの重要性コラム。今回は災害時のトイレ事情について私たちがよく耳にすることについてQ&A式に書いてみます。 災害時のトイレ、こんな風に考えてませんか? Q:お風呂の残り湯やペットボトルのお水をバケツに汲んでトイレを流せばいいのでは?A:その方法でもトイレの処理は出来ます。ただしこれが出来るのには下水処理場または下水道管が損傷していないことが最重要な条件です。流した下水がその先でもきちんと流れていくか、という確認が取れるまではトイレに水を流しては危険です。流れがどこかで止まってしまうと、行き場を失った汚水はあふれ出てしまいます。道路であふれてしまうのならまだしも(充分嫌ですが…)、自宅の庭先であふれてしまったり、自宅のトイレから逆流してしまう可能性もあります。更に集合住宅の場合は、壁の中を伝っている下水道管が破損していると階下の部屋の壁から汚水が染み出てしまうこともあり得るのです。(その場合は家財保険等が使えず、原因となった人が自費で修理することになってしまうのだとか…)なので、下水道の安全が確認できるまではこの方法はすぐには使えないのです。また、上手にバケツで流せなければ、トイレ個室内が水浸しになってしまう可能性もあります。トイレの水が自分に跳ね返ってしまうことも考えられます。 Q:庭や裏山に穴を掘って埋めればいいのでは?A:自然が近い土地であればその方法もあるかもしれませんね。ただ、災害はどの時期に見舞われるかわかりません。特に寒さの中で屋外での排泄は困難です。雨や雪が降っている場合も同様です。また、周りにテントなどの囲いがあればいいかもしれないですが、誰にどう見られるかわからない場所で排泄できるでしょうか。特に女性は体の構造上他人から見えてしまう部分が多く、性犯罪のリスクも跳ね上がってしまいます。介護用ポータブルトイレの様にバケツに排泄をして、そのバケツを持っていって埋める方法もあるかもしれませんが、排泄物の入ったバケツを運ぶのも臭いや衛生面の問題などがあります。 Q:コンビニやスーパーなど近隣店舗のトイレを借りれば?A:1つめの回答と似通いますが、下水道が広域で破損してしまうと近隣のトイレはすべて同様の状態になってしまいます。つまり、徒歩で向かえる範囲の水洗トイレは使えないということです。もしかしたら自社で汚水の貯留槽を備えているところもあるかもしれませんが、その場合は汲み取りが必要になるため、回収車が来られなければ使用回数に限度があります。体調が悪くなったりして急にトイレに行きたくなったときは徒歩で外出することが難しい場合もありますね。 どうでしょうか。案外、トイレ問題は『何とかなる!』では片づけられないことが多いのです。『何とかなる!』が『何とかならなかった!』になる前に、日頃から想像を巡らせることも必要かもしれないですね。 その⑤に続きます。 ↓お絵描き動画作りました。こちらも是非ご覧下さい! https://youtu.be/8cfmN77vWdc
2021.05.13
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2021年4月24日(土) 第三回災害関連死ゼロサミット 開催決定!
第一回より協賛させていただいております災害関連死ゼロサミット(主催:一般社団法人助けあいジャパン)の第三回が開催決定致しました。今回は『気候危機時代の災害関連死ゼロ』と題して、近年日本列島各地を襲う水害から身を守るには?をテーマとしています。ZOOMにての開催ですので、是非お気軽にご参加ください! →イベント詳細・お申し込みはこちらから(新しいタブが開きます) →第一回、第二回の様子はこちらから(新しいタブが開きます)
2021.03.31
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【災害担当のつぶやき】災害時にトイレを軽視してはいけないのはなぜ?その③
東京は桜が満開、卒業シーズンも終わり新生活の時期を迎えようとしています。新型コロナウイルスとの闘いも1年を越えましたが…どんな状況であっても明日はやってきます。新しい環境で一歩を踏み出す皆さん、頑張ってくださいね!※もちろん引き続きの方も頑張りましょう!私も頑張ります! さて前回は災害時に使われるトイレの種類についておさらいしました。今回はいよいよ(ようやく?)『トイレを軽視することの怖さ』についてお話します。 使いたいトイレ、使いたくないトイレ 日頃の外出先で(個室の)トイレに行ったとき、こんな経験ありませんか。『あれ、行列してるのにあの個室空いてる…?』(行ってみる)→『うわ、汚れてる!使いたくない!』 そこまでの経験でなくても、トイレが汚れていると嫌な気持ちになりがちです。逆を言えば、トイレが綺麗だと好印象にも繋がるのです。ある商業施設ではトイレ美化に力を入れ、リピーターが増えたというデータもあると耳にしました。そのくらいトイレというのは現代に生きる私たちの意識の中で『綺麗な場所であってほしい』という願望があるようです。 しかしながら…災害時にはトイレ事情が悪化しがちです。水が出なくなったり、下水道管が損傷したり、様々な理由で普段のトイレが使えなくなります。すると前回お話した災害用トイレが使用されるわけですが…使い慣れていなかったり臭いの問題だったり、トイレの環境維持が上手くできなかったりと様々な問題によってトイレは汚れていってしまいます。ということは…冒頭の話と同じような状況になってしまうんですね。また、お年寄りや小さい子供は屋外にある和式トイレや携帯・簡易トイレは使いづらいという問題もあります。 行きたくないトイレが招くもの 浴衣や着物、脱ぎ着しづらい洋服を着たときに『トイレに行きたくないから水分を控えた』経験のある方は少なくないと思います。トイレが汚れて行きたくない環境になると、これと全く同じことを考えます。前者の例では長くても半日くらい頑張って我慢すれば解放されますので大事には至ることは少ないですが、後者の場合はそうはいきません。避難生活は1~2日で終わりません。長ければ1か月以上に及ぶ場合もあります。水分や食事を控えつづけると、人間の体はどうなるでしょうか。 まずは体力や免疫力が落ちてしまいますね。感染症にかかりやすくなったりします。次に脱水。近年は特に暑くなる夏が多く、熱中症の危険性も高まってしまいますね。更にエコノミークラス症候群。血管内で血栓ができてしまう病気ですが、水分不足はこの要因のひとつです。避難所で起こりがちな3つを挙げましたが、これはどれも命に関わる危険性がある重大な事象なのです。避難生活を送る中で亡くなってしまうことを『災害関連死』と呼びます。この災害が地震であった場合は『震災関連死』と呼ばれることもあるようです。もちろん他にも原因はありますが、トイレに行かないことが死に繋がるだなんて…考えたことがありますか? その④に続きます。 ↓お絵描き動画作りました。こちらも是非ご覧下さい! https://www.youtube.com/watch?v=8cfmN77vWdc
2021.03.29
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東日本大震災から10年に寄せて
東日本大震災から10年の節目を迎えます。ここに、改めて東日本大震災にて被災された皆様に御見舞い申し上げます。また尊い命を失われた皆様に哀悼の意を表します。 2011年3月11日14時46分に発生した東日本大震災。死者は1万5899人。行方不明者は2529人。災害関連死と認定された方3700人。ラップポン事業部は東日本大震災発生後、内閣府からの要請で110台のラップポンを設置する為に宮城県に入り、トイレ環境が悪化した避難所・病院・介護施設にラップポンの設置支援を約2か月間させて頂きました。 震災から10年、当時のことが蘇ります。駆け付けた現地の街の様子がまるで映画のセットかと見紛う程の悲壮な光景であった事…小学生の兄弟が既に亡くなっている両親が迎えに来てくれるのを避難所でずっと待っていた事…お年寄りが避難していた避難所のリーダーが仮設住宅に移った途端に病に倒れ、視力が半分になった事…避難所で畳1畳分の狭いスペースに疲れ切って横になっていたお年寄りの顔… 災害発生から2週間後にラップポンの設置に訪れた石巻市の渡波小学校でのことです。避難所のトイレは上下水が流れない為、和式トイレに新聞紙を敷き排泄物をポリ袋にいれて処理をしていました。処理ができないトイレには排泄物が山積みの状態でした。翌日、廊下にラップポンを設置していると驚くべき光景を目にしました。被災しているお母さん達がマスクに手袋・新聞紙を片手に各階のトイレに集まっています。私が「いまから何がはじまるのですか?」と尋ねると、「今から意を決して便器に溜まっている排泄物を取り除いて掃除をし、トイレを完全に使用禁止にするんです。」と…感染症リスクを負いながらの行動でした。そのお母さん達は設置されたラップポンを見て、「こんなにきれいに使える凄いトイレ、もっと早く欲しかった!」と大喜びしていたのが印象的な出来事として心に残っています。この経験は被災地でのトイレ事情の重要性に直面した大変大きな出来事で、今日まで続く支援活動へと繋がっています。 避難所での生活は負担が大きく、不衛生で数が足りないトイレには極力行かないよう我慢をする状況になっており、これが災害関連死にも繋がります。日本セイフティー株式会社ラップポン事業部はこの負の連鎖を防ぐ為、精神的負担を低減する為に、これからも被災地で必要なトイレについて真摯に研究し、より良い製品をご提供するべく努めて参ります。 ↓当時の活動の様子を記録した動画です。 https://www.youtube.com/watch?v=k5xxNCnPrbg
2021.03.11
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2021.3.11 日本財団様Youtube生配信にて弊社製品が紹介されます
3/11。東日本大震災から10年となるこの日に、日本財団様主催にて被災地となった岩手県石巻市からYoutube生配信が予定されております。この動画中で弊社製品『ラップポン・トレッカー』が紹介されます。当時現地へ支援に向かったメンバーからの生の声も放送予定です。こちらからどうぞご覧下さい。※新しいタブが開きます
2021.03.09
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第26回日本災害医学会・総会で3月16日(火)12時40分~13時30分学術セミナーに共催します!
2021.03.02